スポンサーリンク |
NZ中銀声明全文 もうしばらく現在の水準を維持する必要
- 記事詳細
-
2008/04/24(木) 06:25
経済活動は前回の声明時より弱まった。
信用市場のひっ迫と住宅市場 の低迷、世界経済の弱気な見通しにより、消費者と企業のセンチメントは 急速に弱まっている。
世界的な金融市場の混乱も経済情勢への不透明 感を高めている。
更に、夏季の少雨も短期的な景気見通し弱めた。
しかしながら、労働市場は依然として強く、わが国の取り扱う商品市場も 高水準で推移、政府の財政支出策と所得税減税の可能性が景気減速を 限定的なものにすることが期待される。
景気の弱さが、いずれインフレ圧力を緩和するだろうが、エネルギー、 や食品価格の上昇で、短期的なインフレ圧力は続けて高い。
また、経済 情勢の悪化よりも、こうした目先の圧力に対応した賃金上昇リスクがある。
大きな景気の下振れリスクがあるものの、インフレの上振れリスクもあり、 これはNZドルを上昇させ、輸出にブレーキをかけるリスクがある。
一方で、 消費者物価の上昇を緩和する面もあるが。
これらの見通しにより、我々は中期的にインフレを1%から3%の間に誘導 するため、政策金利をもうしばらく現在の水準を維持する必要があろう。

スポンサーリンク |