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【東京市場】流れ続く、ドル円98円に接近
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26日の東京為替市場は、前日のNY市場の流れを引き継いで、ドル買い・円売りの動きが優勢となった。
ドル円は値ころ感から輸出企業などの売りも観測されたが、下値での買い意欲は活発で、NY時間の高値を超えると、一時98円寸前まで上昇している。
オプションがらみの売りも観測され、98円は達成できなかったものの、しっかりとした動きが続いた。
◆クロス円もドル円に追随 NY時間にはドル買いが強まり、欧州通貨は軟調な動きも見られたものの、東京時間に入ると、ドル円の上昇につられて、ユーロ円、ポンド円も強い動きを示した。
きょう発表になった2月20週の対内外証券投資が発表され、国内の投資家は前月よりは海外投資を増やしていたようだ。
◆米金融機関の観測絶えず 東京時間にも米金融機関の観測は絶えず流れてきている。
きょうは経営危機に陥っているAIGとシティグループの観測が中心。
AIGに関しては英FT紙が複数の関係者の話として伝えたところによると、AIGと米当局が抜本的な事業再編について進んだ段階の協議を行っており、破たん回避のため、少なくとも3社に分割し、政府の管理下に置く可能性もあると伝えている。
事業再編については早ければ2日に発表される方向という。
一方、シティグループに関しては、米政府が最大40%の普通株取得を巡る交渉で合意に近づいているとの報もあり、早ければ、きょうにも発表される可能性もあると伝えている。
目下、この二大金融機関の準国有化とも言える動向に注目が集まりそうだ。
なお、FDIC(米連邦預金保険公社)のベアー総裁の発言が伝わっている。
米政府は銀行国有化を進めることは無いであろうと述べ、国有化は支持しないと述べている。

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