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【東京市場】円売りの動き続く ドル円97円台へ
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25日の東京為替市場は円売りの動きが加速した。
特に目立った材料は無いものの、ドル円は下値での海外勢の買い意欲が強く、朝方の利益確定売りが一巡すると、買いが強まる動き。
ドル円はNY時間の高値を突破し97円台に上昇、97.30近辺まで上昇している。
急速な上昇に、ドル円のショートポジションを作っていたヘッジファンドなどが、巻き返しを余儀なくされているようだ。
◆日本の貿易赤字続く 輸出大幅減少 きょうの円売りのサポートとなった面もあったかもしれないが、日本の1月貿易収支が発表された。
結果は過去最大の9526億円と赤字となったものの、市場予想よりは少なかったことから、発表直後は若干円買いの動きも出ていた。
しかし、輸出が45.7%減と輸出依存の高い日本経済の弱さを示唆する内容でもあったことから、日本経済への不透明感を高める内容でもあった。
また、午後に発表になった1月の国内自動車メーカーの生産台数は各社とも軒並み前年比40%から50%急減となっており、日本の景況感に対する不透明感を強めている。
◆次の節目は99円、100円も視野に ドル円は97円台まで上昇して来た。
テクニカル的には完全に上抜けた格好。
RSIは74.5付近まで上昇しており、過熱感は否めないが、あまりの買いの強さに、ショートポジションの巻き戻しを余儀なくされているようだ。
目先の上値の目標としては、8/18-12/18の下降波のフィボナッチ50%戻しの水準が99.00の付近にある。
また、大きな目標になるであろう200日線が100円台前半まで来ており、節目でもある100円をトライするか注目される位置まで急上昇してきている。

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