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【NY市場】米株が大幅上昇、円売り強まる
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24日のNY市場は米株が大幅高となり、円売りの動きが強まった。
ドル円は96円台前半から97円手前へ、ユーロ円は122円台前半から一時124円台後半へと上昇した。
その他のクロス円も幅広く買われた。
ポンド円は139円近辺から140円台半ばまで、豪ドル円は62円近辺から63円台乗せ、NZドル円は48円台後半から一時50円台乗せまで上昇した。
ユーロとともに堅調だったのがカナダ円で、76円台半ばから78円台乗せまであった。
米株上昇に伴って原油先物が約4%高となったこともカナダを支えた。
NY株式市場は前日が大幅安を受け反動が入りやすい状況下でバーナンキFRB議長の議会証言が行われ、発言内容が好感されて米株は大幅高となった。
ユーロドルやポンドドルなどドル相場はクロス円の影響で堅調に推移した。
ユーロドルは序盤に1.27近辺まで沈んだ後、1.28台半ばまで反発した。
ポンドドルはやや反発力が鈍かったが1.43台後半から1.45台乗せまであった。
ドルカナダは神経質な振幅をみせたが1.25台から1.24レベルへと水準を切り下げた。
その他のクロス通貨ではユーロポンドやユーロスイスが買われ、ユーロ買いの動きが目立っていた。
NY市場序盤に発表された2月コンファレンスボード消費者信頼感指数は25.0と過去最低水準となったが、市場は反応しなかった。
◆バーナンキFRB議長議会証言 きょうの最大の注目イベントはバーナンキFRB議長の上院銀行委員会での証言だった。
東京時間零時から3時半近くまでの長丁場だったが、市場は冒頭の経済見通しに反応。
景気刺激策の効果や金融の安定化など条件付きではあるが、景気後退は09年中に脱却、10年からは回復と、これまでよりはっきりと回復時期を示した。
株式市場はこれを好感して大幅高に、為替市場では円安の動きが強まった。

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