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【ロンドン市場】円売り優勢、安全資産の地位揺らぐ
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24日のロンドン市場はジリジリと円安が進んだ。
ドル円は95円台前半から95円台後半へ、ユーロ円は120円台後半から122円台後半へと上昇した。
豪ドル円、NZドル円などオセアニア通貨も強含み。
欧州株は大幅安となったが、円買いには結びつかなかった。
第4四半期の成長率が年率換算で二桁減となるなど、景気悪化で円の安全資産としての地位が揺らいでいるようだ。
市場では日本の政局不安を円売りと解釈する意見もあった。
◆前半はスイス買い、雇用改善で ロンドン市場前半はスイス買いが進んだ。
第4四半期の失業水準が改善したことがスイス買いの背景。
スイスフラン取引の中心となるユーロスイスは1.48台後半から1.47台後半、ドルスイスは1.16台後半から1.15台前半まで下げた。
◆ユーロポンド 景況感低迷には反応せず ユーロポンドは0.87台前半から一時0.88台前半まで上昇。
市場では東欧系のポンド売りが観測されていた。
きょう発表された2月のドイツIfo景況感指数は82.6と、市場予想の83.0を下回ったが、市場の反応は限定的。
予想範囲内の結果として殆ど材料視されなかった。
ただ、英産業連盟調べの雇用統計が予想外の改善を示すと、ポンドの買い戻しが進み、ユーロポンドの上昇は一服した。

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