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【ロンドン市場】ポンドが値動き主導
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18日のロンドン市場はポンドが値動きを主導した。
前半はポンド安が先行。
英紙テレグラフが銀行救済に伴う英国債の格下げ観測を報じたことが背景。
ポンド円は132円台前半から130円台半ばへ、ポンドドルは1.4300付近から1.4100付近へと急落した。
ユーロポンドは0.88台前半から0.89台前半まで急伸した。
きょう発表された英中銀議事録で量的緩和の採用が協議されたことも長期金利低下でポンド安に繋がった。
ただ、後半に差し掛かるとポンド安は一服した。
量的緩和検討で一旦材料出尽くし感が出たようだ。
◆英中銀議事録 政府に量的緩和承認を求める きょうは英中銀の量的緩和が話題となった。
2月の議事録では政府に量的緩和の承認を求める決議を採択したことが判明(採決は全員一致)。
市場ではキング総裁がダーリング財務相との会合で量的緩和の承認を求めたとの情報も伝わっている。
次回の英中銀金融政策委員会(MPC)は3月5日。
MPCでは利下げと国債買い入れなど量的緩和の採用が検討課題となりそうだ。
なお、2月の利下げは8対1で可決。
超ハト派のブランチフラワー委員は1.0%利下げを主張した。
◆前半は円高、米欧株安やポンド円下落で 前半はポンド円が主導する形で円高に振れた。
ユーロ円は117円付近から116円台前半、ドル円は92円台半ばから92円台前半へと下げた。
米欧株価の下落もリスク回避の円買いを促した模様。
ただ、後半に差し掛かるとポンド円の急反発や米欧株価の下げ渋りで円高圧力は一服した。
ドル円については92円台後半まで上昇。
東京市場の高値を塗り替える動きを見せている。

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