スポンサーリンク |
【NY市場】弱い米経済指標で米株下落も、円高は一服
- 記事詳細
-
三連休明けのNY市場では、弱いNY連銀製造業景気指数を受けて株価が大幅安となった。
また、GMとクライスラーの再建計画提出を控えて警戒感も強まった。
ただし、為替市場では円高の動きは一段落して、円がじり安の展開だった。
ドル円は92円近辺から92円台後半へ上昇、クロス円もポンド円が131円近辺から132円近辺へ、ユーロ円が116円挟みから116円台後半へ買い戻された。
ユーロドルは1.25台後半へとロンドンから一段安となり、ロシアや東欧発の欧州経済低迷のシナリオが根強かった。
また、弱い米経済指標を受けて原油が値を下げ、オセアニア通貨やカナダドルの反発力は鈍かった。
NY市場後半は序盤の動きが調整されてドル円92円台前半、ユーロドル1.26台前半へと戻した。
18日の東京早朝のGMとクライスラーの再建計画についての会見を控え、模様眺めとなった。
終盤にオバマ大統領が景気対策法案に署名、同法案が成立したことで、株がやや下げ渋り、円安の反応を見せたが値動きは限定的、株式は引けにかけてむしろ一段安だった。
◆NY連銀製造業景気指数、統計開始以来の最低水準に NY朝方に2月のNY連銀製造業景況感が発表された。
結果は-34.65と、市場予想の-23.75を大幅に下回った。
今回の景況感は統計開始以来(2001年)の最低水準となった。
為替市場での反応は少なかったが、米株式市場は日本時間23:30の寄り付きから大幅安となった。
ダウ平均は3%超安、ナスダックやS&P指数は4%超安となる場面があり、その後も終日安値圏で推移した。
米株式市場にとっては弱い米経済指標に加えて、欧州株の低調な動きや、このあと東京朝方に発表される米自動車大手の再建計画への不透明感も重しとなっていた。

スポンサーリンク |