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「企業戦士」たちの苦悩[2]〜したたかな転職(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
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- 終身雇用の時代が揺らぎ始めたのはバブル崩壊直後からだった。大不況への突入をきっかけに会社は既にサラリーマンを定年まで抱える余裕を失い、サラリーマンもまた、会社への夢や希望を失った。戦後、高度成長期を通して一般化した、会社と社員の蜜月時代がついに終焉を迎えたわけだ。 * * * 1993年3月29日号 不況が長引き厳しい雇用環境にあっても、成功する転職者は少なくない。あらかじめ自分の労働価値を知り、人生設計を立てることが、終身ならぬ「半身雇用」時代を生き抜く条件だ。企業も、非戦力化した中高年外しだけでは済まない。再び社員の“不良資産化”を招かないためにも、企業と個人の間に緊張感を伴う、新たな雇用関係の確立が急がれる。
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