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電機、来期も構造改革の嵐(時流超流)
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- 「前回との大きな違いは外部環境だ。金融経済、実体経済ともに縮小しており、底が見えない」 2009年3月期の連結最終損益が3800億円の赤字(前期は2819億円の黒字)に陥ると発表したパナソニック。記者会見した上野山実取締役は沈鬱な表情を浮かべ、「今後1〜2年は今のような厳しい状況が続く」と続けた。 赤字額は2002年3月期(4310億円の最終赤字)に次ぐ規模だ。当時は1万3000人の早期退職、事業部制の解体、グループ再編などの抜本改革を断行。高コスト体質に深くメスを入れたことで、翌期のV字回復につなげた。しかし、現在は自助努力や見通しを超えた速度と規模で実体経済がしぼんでおり、パナソニックの危機感はより深刻なものになっている。
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