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「どんな仕事に就こうが耐えられる人間」を育てる(泥亀サバイバル〜金ぴか偉人伝・2)
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- (イラスト:茂本ヒデキチ) (前回から読む) 第一次大戦中の大景気が、いかに爆発的なものであったか。数字で表してみよう。 まず、国内総生産は、大戦が勃発した1914(大正3)年から、わずか5年間で約3倍に増えている。年率25%の経済成長が5年続いたことになる。工業生産高は、同じく5倍増を記録した。 超高度成長を支えたのは「輸出」だった。 日本の産業界は、戦火が拡がる欧州に軍需品を中心に物資を送り出し、生産体制が崩れたイギリスに代わってアジアに綿製品を輸出する。綿を扱う鐘淵紡績(カネカ、クラシエ、カネボウ化粧品などの源流)は、輸出企業ナンバーワンの座を占めた。商社は、砂糖や小麦、豆類などの食糧を三国間貿易で欧州に運びこむ。
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