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NY市場概況 ドル円は売り強まる 103.00の水準はかろうじて維持
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2008/04/23(水) 07:01
ドル円は原油高や企業業績への懸念から売りが優勢となり、株式市場
も軟調に推移する中、意識されるポイントになっている103円を下回った。
102.80水準のサポートもブレイク、一時102.70近辺まで下落した。
ただ、 それ以上下押しする動きも出ず、103円近辺をかろうじて維持といった 格好。
フィッシャー・ダラス連銀総裁やスターン・ミネアポリス連銀総裁がFOXテ レビで、米経済は低迷が続くとしながらも、インフレを強く意識した発言も 出ており、次回FOMCの利下げで、一旦、利下げも打ち止めにりそうな 雰囲気も出ている。
原油高の勢いが収まらない中で、インフレ懸念は耐え ないようだ。
これ以上の利下げは割りに合わないとの発言も出ていた。
米FF金利先物市場では次回のFOMCについて、0.25%の利下げ確率が 82%、据え置きが18%、0.5%利下げは0%となっており、大幅利下げ観 測は完全に後退、逆に据え置きが増えつつある。
ここ数日間の動きを見ると、金利面からのドル円の売り圧力は以前ほど 強くはない。
しかし、きょうのように実体経済への不透明感が直ぐに台頭し てくることからも、一旦リバウンド局面とは思われるものの、簡単には105 円台を回復させてはくれないようだ。

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