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石油製品需給から見た中国貿易縮小の懸念
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11日に中国税関総局が発表した今年1月の貿易統計によると、1月の月間輸出額は前年同月に比べ、17.5%減少した904.5億米ドルとなりました。
一方の輸入額は同43.1%減の513.4億米ドルに留まっています。
12月の貿易統計では、輸出額は前月より2.8%の減少、そして輸入額は21.3%の減少と発表されていたため、今回の報告で中国の貿易規模が次第に縮小していることが明らかになったと言えるでしょう。
今回の貿易規模の縮小は、春節が影響した、との声も挙がっていますが、世界の工場たる同国の輸出額が減少していること、そしてフィナンシャル・タイムス紙が指摘するように、韓国、台湾、日本、というアジア有数の輸出国の輸出規模も同時に縮小していることは、世界需要自体が減少していることを示していると言え、その点において重要な意味を持っています。

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