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【ロンドン市場】株安で警戒感から欧州通貨売り
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12日のロンドン市場は欧州通貨売りが目立った。
世界的に株価が軟調中、欧州株も大幅に下落して始まったことから、警戒感が強まり欧州通貨は売り圧力が強まった。
特に利下げ観測が強まったポンド売りが先導する形で、他のユーロ、スイスといった欧州通貨にも波及した格好。
ユーロ円は一時115.20近辺、ポンド円は127.10近辺まで一時下落している ◆ポンド、英中銀インフレ報告後の雰囲気引き継ぐ 欧州通貨の中でもポンドの売りが激しく、対ユーロ、対スイスでも下落している。
前日の英中銀インフレ報告は、かなりハト派な内容で、追加利下げの必要性を示唆、キング英中銀総裁の会見も景気は深刻な状況でマネーサプライを拡大するために追加利下げが必要と述べ、ほぼ3月の利下げを予告した格好となりポンドは大きく下落していた。
きょうもその雰囲気を引き継ぐ形となっている。
このところ、ユーロの信用不安などもあり、ポンドは対ユーロ中心に買い戻しが続いていたが、再び売りが強まっている。
◆欧州、ポンド安に警戒も ロイター通信の報道によると、欧州委員会のマクリービー委員(域内市場担当)は、英紙とのインタビューで、ポンドの下落はEU加盟国の一部に「困難をもたらしている」と指摘。
「なかには、英当局がポンド安政 策をとっているのではないか、とまで言う人もいる」とも述べた。
ポンド安政策について、英政府はもちろん否定。
ブラウン英首相はポンドにターゲットはないと述べ、憶測を否定していた。

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