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【会社の寿命】企業の繁栄は、たかだか30年〜日本の100社ランキング調査−3(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
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- 1983年9月19日号より 財閥グループが支配力確立 このころ大学卒業生の初任給は約70円が相場。これに比べ、三井合名の社長三井高広の年収は約600万円。三菱合資社長岩崎小弥太が約550万円だったそうだ。今の三井、三菱系企業の社長と新入社員の収入の差の比ではない。この格差が示す通り、昭和2年の金融恐慌、4年の世界大恐慌を経て、財閥グループは圧倒的な支配力を確立した。製紙では三井が全国の60%以上を、造船では三菱が33%余りを、金属では住友が約15%をコントロールしていた。これに対する軍部の反発が高まり、株式公開など俗に言う“財閥の転向”が始まったのが、この年、昭和8年だった。 旧財閥に代わって台頭したのが、日窒(野口遵)、日産(鮎川義介)、昭電(森矗昶)らの新興グループ。
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