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【会社の寿命】企業の繁栄は、たかだか30年〜日本の100社ランキング調査−2(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
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- 1983年9月19日号より 続発した吸収合併 「大正12年9月1日午前11時55分までは、科学万能、商売繁昌、金の力で得られざるものなき大帝都が、時計の針がコチッと廻った瞬間、百金を投じて一箇の握飯さへ贖ふに難い有様となったのだからすさまじい」(雑誌「現代」12年10月)。関東大震災のダメージは大きかった。 これに先だって、第1次大戦中のブームで急膨張した企業が、戦後の反動不況に見舞われたのが大正9年。古河商事、久原商事などが相次いで破綻。さらに11年の恐慌で中小銀行が軒並み倒産した。さらに12年には、野田醤油の大争議、共産党幹部大量検挙事件、震災によるモラトリアム令…。まさに日本産業が経験する初めての“冬の時代”だった。
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