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米海軍と“闘った”弱者たちのヒーロー、逝く(ルポ:“弱者”として生きるアメリカ)
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- 【前編のあらすじ】 200万人ものアメリカ市民が参列した第44代アメリカ合衆国大統領就任式の前日、ひとりのプエルトリカンがこの世を去った。ホセ・トーレス。1956年のメルボルン五輪に星条旗を背負って出場し、ボクシングで銀メダルを獲得。そして1965年3月30日に世界ライトヘビー級タイトルを奪取し、3度の防衛に成功した男だ。 トーレスは世界王者でありながら、ノーマン・メイラーやピート・ハミルといった文豪から手解を受け、現役時代から「ニューヨーク・ポスト」紙に連載コラムを持った。だが、昨年11月4日の大統領本選挙には投票できなかった。理由は、彼がプエルトリコ島に住むプエルトリカンだからである。

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