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「旧ソ連式」で工学部改革を(時流超流)
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- 中国でも経済成長の鈍化に伴い、大学卒業者の「就職氷河期」ぶりが話題になっている。最近5年間ほどで大学の定員が2倍以上に増え、かつては「金の卵」とされた工学部卒業者ですら内定確保が難しい状況だ。中国の今後の産業競争力を左右しかねない「工学部」問題にどう取り組むのか。日本の文部科学省に相当する中国教育部で、理工系大学の改革などを担当する科技委のトップである倪維斗(ニイウェイドウ)・主任(清華大学元副学長・現教授)に聞いた。 (聞き手は佐藤 紀泰) 問 大学を卒業しても就職が難しい現状をどう見ているのか。 中国教育部科技委の倪維斗主任は、中国の大学工学部におけるエンジニア教育の見直しを説く (写真:町川 秀人) 答 2002年頃から定員を2倍ぐらいに増やした大学が多く、現在、中国全体で大学入学者が年間500万〜600万人になっている。

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