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発行日時: 2009-2-11 7:29

【NY市場】米金融安定化策発表で、一気にリスク回避行動に

記事詳細
10日NY市場では、米金融安定化策の発表やバーナンキFRB議長証言に注目が集まったが、発表後には市場に失望感が広がり一気にリスク回避行動が強まった。
序盤はロンドン市場からの延長線上の動き。
ユーロ買いポンド売りが基調となり、ユーロドルが上昇、ポンドドルが軟化した。
ユーロ円はじり高、ポンド円はじり安の展開だった。
注目の米金融安定化策がガイトナー米財務長官から発表されると相場つきが一変した。
バッドバンク構想や会計基準の見直しなど市場が期待していた施策が盛り込まれなかったことで、失望感が広がった。
各金融市場でリスク回避的な動きが強まった。
発表直後は歓迎ムードもあり株価が上昇、円安の反応でドル円が91.50レベル、ユーロ円119円台後半に上昇、ユーロドルも1.30台後半へと買われる場面があった。
しかし、金融株主導の売りでダウ平均が下げ始めると為替市場では円買いが強まった。
ドル円は一気に90円台前半、ユーロ円117円割れへと急落。
バーナンキFRB議長の議会証言もリスク回避の流れを変えることはできなかった。
ダウ平均は全構成銘柄がマイナス圏となり、400ドル超の大幅安となった。
ドル円は90円手前、ユーロ円は一時116円割れへと売り込まれた。
ユーロドルも発表を境に売りに転じ、1.28台前半まで反落した。
序盤から軟調だったポンドはさらに下値を広げた。
ポンドドルは1.44台後半、ポンド円は130円台半ばへと下げた。
豪ドル円は61円台から58円台へ、NZドル円は49円台から46円台へ大きく値を下げた。
カナダ円は74円台から72円台へと売られた。
その他の市場でもリスク回避色がみられた。
原油先物は5%安の37ドル台半ばに下落する一方、金先物は、2.4%高の914ドル近辺で引けた。
金は逃避資産として買われた。
また、3年債入札が行われた米債券市場でもリスク回避で利回りが低下した。
◆ガイトナー米財務長官 金融安定化策発表する ガイトナー米財務長官は金融安定化対策として以下の施策を発表した。
官民共同ファンドで当初は5000億ドルの不良資産購入、1兆ドルに拡大も。
TALF枠を1兆ドルに拡大。
包括的住宅対策は今後数週間以内に発表。
住宅差し押さえ対策500億ドルの救済資金を含む。
対象としては中所得層の保有住宅で、支払い軽減を支援する。
済策受ける銀行、住宅差し押さえ計画に参加する必要。
資本注入受ける銀行、他の健全な金融機関の買収を制限される。
一方、金融的戦略はコストやリスク、時間を要する、と対策の即効性には悲観的な発言もあった。
市場では今回の金融安定化策は不充分、実効性に疑問、などの声が広がった。
東京タイムにオバマ大統領が会見で、90年代のバブル崩壊で対策を小出しにした日本の愚を指摘したばかり。
米国の思い切った措置を期待する向きが多かったようだ。
◆米上院 8380億ドルの景気対策法案を可決 米上院は、8380億ドルの景気対策法案を可決した。
オバマ大統領はこれを歓迎した。
ただ、株式および為替市場に反応は目立たず株安および円高が継続した。
◆米FRB議長、クレジット制度に対する施策に期待 バーナンキ米FRB議長の議会証言の内容が伝わった。
クレジット制度に対する施策に期待、FRBの積極的な流動性供給がLiborの低下に寄与、圧力を緩和、流動性拡大は特効薬ではない、依然として質への懸念がある、情報開示拡大を検討、状況が改善すればクレジット制度は縮小させる、大企業破綻処理に関する立法を議会に要請、など。

リンクURL:http://www.pheedo.jp/click.phdo?i=9bb3488a98ddbeeb35d105f077582d6a 【NY市場】米金融安定化策発表で、一気にリスク回避行動にへの外部リンク
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