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【ロンドン市場】東京の下げ戻す、ポンド買い継続
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9日のロンドン市場は、円売り・欧州通貨買いの動きが強まった。
ドル円、クロス円は東京時間に売りが優勢となりロンドン時間に入っても序盤は下値模索の展開も続いたが、次第に買い戻しが強まり、東京時間の下げを取り戻す動き。
特に大きな材料もなかったが、英バークレイズが決算を発表し、予想を上回っていたことで、同株がロンドン株式市場で大幅上昇したことも、フォローとなったようだ。
ドル円は一時90.90近辺まで下落したが、91円台後半まで戻す動き。
ユーロ、ポンドも堅調な動きとなり、ユーロ円は119円台、ポンド円は136円台後半まで上昇する場面も。
◆ポンド見直し買い継続 週央のインフレ報告に注目 きょうもポンドの強さが目立ち、見直し買いが続いている。
対ユーロでも上昇。
先週の利下げで政策金利は1.00%まで低下してきている。
声明や政府要人の発言などから、これ以上の利下げ効果に疑問視する見方もあり、利下げ打止め感も強まり、ポンドは堅調な動きを継続。
またユーロ参加国の信用懸念が台頭しており、また、ECBの3月利下げ期待も強い中、ユーロは嫌気されている面も、ポンドの見直し買いを誘っているようだ。
今週は英中銀の四半期インフレ報告が注目される。
一部報道では1990年代以上に悪化する可能性を警告してくるのではといった観測も出ており、量的緩和の拡大を強く打ち出してくるのではといった見方もあるようだ。
大手英銀のレポートで、インフレ報告が逆に期待ほど量的緩和に積極的でなければ、ポンドは更に上値余地があるとの見方も出回っていたようだ。
◆G7でユーロ各国の国債利回り格差について指摘も 信用問題からユーロ各国の国債の利回り格差がクローズアップされ、最近のユーロ売りに繋がっているが、ブルムバーグ通信はユーロ圏の各国の財務省が今週末のG7向けに準備した文書について伝えており、ユーロ圏財務相はユーロ参加国間の国債利回り格差拡大や一部政府による資金調達が困難になっていることについて、G7でユンケル・ユーログループ議長が指摘する可能性を伝えていた。

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