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追跡ルポ「北京鳥インフルエンザ死亡事件」(中国発 経済観察報)
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- 「北京禽流感死亡事件調査」 経済観察報記者 / 汪言安 2009年1月5日午前7時20分、黄燕清は北京胸科医院の集中治療室で息を引き取った。窓の外ではちょうど紅色の朝日が昇りつつあった。福建省から北京に出てきて2年足らず。まだ19歳にもならない彼女は、再び新春(旧暦の正月、今年は1月26日)を迎えることができなかった。 彼女の命を奪ったのはありふれた病気ではない。亡くなった当日、北京市疾病予防抑制センターと軍事医学科学院が患者から採取した検体をそれぞれ検査し、さらに中国疾病予防抑制センター(CDC)が再検査を行った。その結果、H5N1型鳥インフルエンザウイルスの核酸陽性反応が出たのである。

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