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NY市場概況 ユーロ強い展開 ECBとIMFは見解分かれる
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2008/04/22(火) 06:47
バンカメの決算が不調だったことをきっかけに、きょうの為替市場はドル売
りが優勢となり、ユーロドルは買いが優勢となった。
また対ポンドでのユーロ 買いもユーロドルをサポートした。
きょうもECB要人の発言が数多く伝わり、ECBは、景気の先行き不透明感 はあるものの、インフレ期待抑制が最優先事項というスタンスに変化はない ようだ。
ECBの次のアクションは利下げよりもむしろ利上げとの見方も出る中、IMF の見方は違うようで、IMFのマイケル・デップラー欧州局長は商品価格が下落 し始めれば、すぐにECBは金融政策を緩和する必要が出てくるとの見解を述 べていた。
今後3-6カ月でということになるだろうと付け加えており、利下げ期 待も依然として根強いようだ。
ユーロ円は一時163円台に下落する場面も見られたが、結局、164円台を維持 している。
特に反応は無かったが、ECBは2007年末の外貨準備について発表 し、昨年は79トンの金準備を売却し、その分、外貨準備を拡大した。
外 貨準備の比率はドルが79.7%、円が20.3%となっている。
ドルの比率が 下落し、円の比率が上昇している。
価格が上昇していた金を売却して円 買いを進め、円安の動きに対応していた可能性も透けて見える。

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