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公的資金注入スキーム発表で株高・円安
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27日の東京市場では昨日の海外市場の流れを引き継いでリスク回避が後退した。
経産省が一般企業への公的資金注入に関する新たなスキームを発表したことも株高・円安推移につながった。
同省によれば、産業活力再生特別措置法によって大臣認定受けた企業で、原則として3年以内に収益の向上が見込まれる場合には、政策投資銀行などが出資できる模様。
ただ、旧正月で休場となるアジア各国が多い中、売買は限定された。
このほか、第4四半期の豪生産者物価指数が市場予想を上回ったことで豪ドルがしっかりと推移した。
◆クロス円堅調、ユーロ円は1月19日以来の高値 ドル円は月末絡みの円売り・ドル買い観測の中、88.71レベルから89.44レベルまで上昇。
仲値で実需の売買は拮抗していたとの指摘もあり、その後は一時伸び悩み。
ただ、経産省が公的資金注入スキームを発表すると、89.72レベルまで上昇した。
クロス円では、ユーロ円が117.26レベルから118.87レベルまで、ポンド円が124.24レベルから126.17レベルまで円安推移した。
◆豪生産者物価指数は事前予想を上回る、豪ドルしっかり 豪生産者物価指数が事前予想を上回ったことで、豪ドル/ドルは0.6600レベルから0.6656レベルまで水準を切り上げた。
リスク回避の後退もサポートだった。
豪ドル/NZドルはNZの利下げ幅を巡る思惑や格下げ懸念から1.2460レベルから1.2577レベルまで上昇した。
リスク回避の後退を受けて、ユーロドルは1.3135レベルから1.3257レベルまで、ポンドドルは1.3927レベルから1.4080レベルまで堅調に推移。
◆ガイトナー氏、正式に米財務長官に就任 米上院本会議でガイトナー氏の財務長官指名が承認され、同氏は米財務長官就任の宣誓を行った。
一部の報道によると、NY連銀次期総裁の有力候補としてウィリアム・ダドリー氏の名前が挙げられた。
ダドリー氏はニューヨーク連銀でマーケットデスクを率いており、以前候補としてあげられていたウォーシュFRB理事は指名から退いた模様。

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