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“大政奉還”、両刃の剣にも(時流超流)
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- 1月20日、トヨタ自動車は6月末の株主総会後に創業家出身で、豊田章一郎・取締役名誉会長の長男である豊田章男副社長(52歳)が社長に就任する人事を発表した。14年ぶりの“大政奉還”と騒がれた今回の社長交代。その前途は多難と言わざるを得ない。 12月に渡辺捷昭社長が「(トヨタ単体の世界販売が2008年より約100万台少ない)700万台で利益が出せる体制を作る」と決意を語ったが、その数字にも黄信号が灯り始めているからだ。 販売「ワーストケース」が現実に トヨタでは今も減産が止まらず、幹部が恐れていたシナリオに近づきつつある。その名も「ワーストケース」。一部の関係者しか知らないこのシナリオによると、販売台数は700万台を大幅に下回り、「部品メーカーにとっては考えられない恐ろしい数字」(大手部品メーカー社長)という代物だ。
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