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イースター前のユーロ売り
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***********忙しい人のためのサマリー************
イースター前のユーロ売り。
ドル円は振幅激しいものの、方向感は出ない。
英ポンド、小売売上の好結果に一時全面高。
ユーロは、ポンドの買いにも同調せず。
ユーロ円はロンドン朝からNY昼にかけて3円以上値を落とす。
*********************************************** 振幅が目立つ展開。
春分の日で東京がお休み 海外勢も週末のイースターを控えて すでにお休みムードの中、 ポジション調整などにからんで ユーロ売りが目立つ展開となった。
ドル円は100円台を回復する場面もあったが 維持は難しい状況で 広めの振幅を見せながら 次の方向感を探っている。
その他、 英小売売上の数字が好結果となり ポンドが一時全面高になる場面などが目立つ場面もあった。
【アジア市場】 春分の日ということで 東京はお休み、 参加者が少ない中、 ポジション調整がらみで ドル円は99円台を回復した。
イースターのため、金曜日は海外市場は実質お休み。
木曜日時点でも 海外勢は基本的にお休みモードに入っており 参加者が少ない中、 短期的なドル売りポジションの調整が入った。
また、原油、金属など商品価格の大きな下落がめだったが 豪ドルにはそれほど響かず。
ドル買いの流れを後押しする役目は果たした。
【ロンドン市場】 早朝の市場でドル高ムードがさらに加速。
ドル円は100円20銭近辺まで買い進まれる展開となった。
BOEやECBがイースター越えの資金供給を発表し 流動性に対する懸念が後退したことが ドル買い、円売りを呼んだとみられる。
欧州通貨は対ドルではやや軟調も、 対円では買われ、 クロス円は上昇。
ユーロ円が154円台から155円台まで上昇する動きなどが見られた。
続いて動きが目立ったのがポンド。
英小売売上が予想を大きく上回り、 ポンドが全面高に。
東京時間午後に196円割れを見せていたポンド円は もともとのクロス円の上昇の流れもあって、 198円台まで値を上げた。
ポンドは、対ドル、ユーロでも買われたが その中でもユーロポンドに大口のユーロ売りポンド買いが入る展開に。
ユーロドルはユーロポンドでのユーロ売りもあって、 頭を完全に抑えられ 1.56近辺から1.54台前半まで値を落とす展開となった。
早朝の市場で買いが目立ったユーロ円も この動きに頭を抑えられる格好で 155円台から153円近辺まで売り込まれている。
【NY市場】 NY市場にはいってもユーロ売りが目立つ展開に。
特に材料が入ったというわけではなく、 テクニカル的な要因に イースター前のポジション調整が加わったという展開。
ユーロドルは1.54台前半の安値圏でのもみ合い。
ドル円がクロス円の売りに頭を抑えられて 98円台半ばトライを見せる場面があり ユーロ円は152円割れと、 ロンドン朝から3円以上も下落する流れとなった。
もっとも、クロス円に関しては、 安値から買いが出る展開。
株式市場の反発や 商品市況の下落などに 一時期のドル、株からの資金離れへの懸念がやわらぎ クロス円の買いに繋がった模様。
【ここからの見方】 基本的に見方は変えておらず ドル円の戻り売りの意識が強い。
もっとも、 この週末はイースターとあって 参加者がほとんどいない。
そうした中での荒っぽい振幅に付き合う気はなく、 とりあえず様子見。

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