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【ロンドン市場】複数の思惑主導、米小売売上高に警戒感も
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14日のロンドン市場は欧州通貨中心に思惑先行で荒っぽい展開。
リパトリ絡みのポンド買いの噂や、アイルランド経済が一段と悪化した場合、同国がIMFへ資金援助を要請するとの報道がプライスアクションを引き起こした。
ただ、アイルランドがらみの報道は同国やIMFによって否定された。
このほか、小幅高で推移していた米株価先物が反落の動きとなった上、欧州株式市場が金融株中心に軟調推移したため、リスク回避の円買いも入った。
米小売売上高の発表を控えて警戒感も強かった。
◆ポンドドル、ショートカバー後は反落 ポンドルはリパトリのポンド買いの噂や米小売売上高を控えたショートカバーから1.4707レベルまで上昇。
買い戻し一巡後、リスク回避の動きの中で、ポンド円が軟調推移し、ポンドドルは、1.4489レベルまで反落した。
ユーロポンドの下げ渋りもポンドドルを圧迫。
ユーロドルはショートカバーで1.3335レベルまで上昇後、アイルランドによるIMFへの資金要請の噂から1.3189レベルまで急落。
ただ、下値では複数の政府系のユーロ買いが観測された。
ユーロポンドは0.9012レベルまで急落後、0.9100前後まで下げ渋った。
◆ドル円、クロス円、リスク回避の円買いで上値重い ドル円は米小売売上高の発表を控えて買い戻しから89.95レベルまで上昇した。
その後、株式市場の軟調推移を受けて89.19レベルまで反落した。
ユーロ円は、ショートカバー一巡後、ユーロドルの軟調推移やリスク回避の円買いで119.73レベルから117.95レベルまで反落。
ポンド円は132.06レベルまで買い戻された後、129.41レベルまで反落した。

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