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【NY市場】終盤になって円買いの動き、緊張きれる
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13日のNY為替市場は終盤になって円買いの動きが強まった。
前半はバーナンキFRB議長が講演で住宅ローン担保証券(MBS)の買い取り拡大など、更なる量的緩和に積極的な姿勢も示したことから、ドル買いが優勢となり、ドル円も90円手前まで上昇した。
その様な中、ユーロ円、ポンド円などクロス円もしっかりとした動きが続いた。
しかし、後半になって前日と同水準を維持していたNY株価が、一時下げ幅を広げたことで、一気に緊張の糸が途切れたように円買いが強まった。
◆バーナンキ議長、積極姿勢も雇用に関しては慎重な見方もバーナンキFRB議長はロンドンで講演を開き、ゼロ金利政策に踏み切った現在でも強力な政策手法を持っており、バランスシートの拡大により市場への潤沢な資金供給を続けることができると主張し、住宅ローン担保証券(MBS)の買い取り拡大など更なる量的緩和に積極姿勢を示した。
しかし、雇用については第1四半期まで弱さが続き、景気回復しても雇用の回復にはし ばらく時間がかかると述べていた。
また、議長は経済自体について、09年に幾分安定し始めることが期待されるとも述べている。
他の連銀総裁の発言からも、09年後半から景気は安定し始めるというのが、FRB内のコンセンサスとなっているようだ。
◆ドル円、90円は強いレジスタンスに ロンドン時間からNY時間にかけてドル円は88円台から90円手前まで上昇している。
ただ、90円を突破することはできなかった。
90円台には日本の輸出企業の売りオーダーが並んでいるとの観測も。
先週は90円の水準は強いサポートとなっていたが、この2日間で90円は強いレジスタンスに変化したようだ。
◆ポンド円12月安値ブレイク 下げトレンド強まる 円相場の中でも、円買いの動きが強かったのがポンド円。
昨年の安値130円をブレイクし一気に129.00近辺まで下落した。
きょうの下げで再び下げトレンドが強まったようだ。

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