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【東京市場】円高水準での取引続く
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3連休明け、13日の東京市場は、ドル円89円台前半、ユーロ円119円近辺など前週末の東京市場から円高が進んで取引された。
日経平均が400円超の大幅安となるなどリスク回避的なムードが強まった。
アジア株も12日に引き続き軟調な動きが目立った。
また、世界経済の需要低下を反映して原油先物が37ドルを割り込み、2%近い下げ幅となった。
資源国通貨としてオセアニア通貨やカナダドルも軟調に推移した。
NZドル円は一時50円割れとなったのをはじめ、豪ドル円60円台前半、カナダ円73円台前半へと軟化した。
クロス円の下落とともにドル円以外の主要通貨でのドル高圧力もみられた。
12月からのオバマ次期政権への期待といったプラス要因ではなく、リスク回避的なドルへの資金還流の面がクローズアップされていた。
ポンドドルは1.47台半ば、ユーロドルは1.33割れと海外市場からの安値水準を更新する動きとなった。
ただ、全般に値動きは穏やかで、前日の円高の動きの反動が少なかった分、ドル円やクロス円の上値が重い印象だった。
◆オセアニア通貨軟調、商品市況の低迷で オセアニア通貨が売られた。
原油先物が前日比2%近く下げているなど商品市況が軟調なことが売り材料となった。
日経平均の大幅安など株式市場の下落もクロス円を通じた売りにつながった。
特に、NZドルの軟調さが目立った。
NZドル/ドルは0.57台前半から0.56近辺まで値を下げた。
NZドル円も51円台前半から一時50円を割り込んだ。
早朝に第4四半期のNZIER企業景況感が-64と発表され、前回の-19から景況感が急下降していたが、東京市場が本格的に動きはじめた9時台からNZドル売りが強まっていた。
◆ポンド上値重い、朝方の英経済指標に弱さ 株安を背景とした円買い圧力は、ポンドも例外ではなかった。
ポンド円は早朝に132.60レベルまで持ち上げられる場面があったが、再び売りが優勢となり132円割れ押し下げられて前日の海外市場での安値を更新した。
ポンドドルは1.48台前半での揉み合いから、1.4750割れへと一段安になった。
東京時間9時過ぎに発表された12月の英既存店売上高(英小売協会調べ)は前年比-3.3%と落ち込んだ。
一方、12月のRICS住宅価格指数は-73.5%と前回の-75.8%から小幅改善したが、底ばい状態が続いていた。
ロンドン市場での反応に注意したい。

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