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【NY市場】決算発表への警戒感強く、リスク回避の動きも
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12日のNY為替市場、円買いの動きが強まっている。
きょうのアルコアを皮切りに始まる決算発表への警戒感強く、株式市場も軟調に推移する中、為替市場でリスク回避的な円買いが強まった。
S&Pがスペイン債を格下げ方向見直すと発表したこともあり、ユーロ円が急落したことが、全体的に円買いを誘発した。
◆オバマ次期大統領、TARPの議会申請をブッシュ大統領に要請 オバマ次期大統領は金融安定化プログラム(TARP)の残り3500億ドルの使用を議会申請するようブッシュ大統領に要請、ホワイトハウスはその申し入れに合意したと発表した。
オバマ次期大統領は会見で、我々の多くはTARPに失望しており、TARP資金の使用を申請しないのは無責任だと述べている。
またTARPの次のステップは住宅市場回復支援とも語った。
◆S&P スペイン債を格下げ方向見直し ユーロは前半に下げが加速した。
円買いの動きからユーロ円の下げが加速したことと、S&Pがスペインのソブリン債を格下げ方向で見直すと発表したことも、ユーロ売りを誘発したようだ。
ユーロドルは一時1.33を割り込む場面も見られた。
しかし、下値ではアジアや欧州系中銀の買い観測も根強く、朝方の下げを取り返している。
◆商品市場総崩れで資源国通貨下落 資源国通貨が軟調な動きとなった。
円買い優勢による対円での下落も上値を重くした他に、商品市場で原油が一時37ドル台に下落、金、銅など貴金属も大きく下落しており、商品市場の総崩れ状態が資源国通貨の売りを誘っている。
在庫が高水準に上昇している中、景気後退で需要が減少するとの見方が根強い。
ゴールドマンの原油アナリストは顧客向けのレポートで、1-3月中に30ドルのターゲットを維持していたようだ。
また中国国家備蓄局は在庫増加と価格上昇から、計画していた銅の購入を一旦中止したと述べている。
豪ドル円は60.50近辺まで、またカナダ円は73.50近辺まで一時下落している。
対ドルでも同様の動き。

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