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【NY市場】懸念再認識 雇用統計発表後リスク回避の動き
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9日のNY市場は円買いの動きが強まった。
本日は米雇用統計 が発表になり、非農業部門雇用者数(NFP)は52.4万人減と、 ほぼ予想範囲内の結果だった。
発表直後は時間外で米株先物 が上昇したことから、円売り・ドル買いの反応も見られたものの、 上昇して始まった株価が思ったほど伸びずにマイナスに転じた ことから、今度は円買いの動きが加速。
ひところのリスク回避的 な動きに似た値動きが見られた。
特にユーロ円の下げが先導す る形でドル円、クロス円は下落。
またユーロドル、ポンドドルも クロス円の下落が重石となり、軟調な動きが続いた。
◆オバマ期待も一巡、リスク再認識へ きょうの市場は株安・円買いの様相となった。
12月以降オバマ 次期大統領の景気刺激策への期待から、不況の中の株高・ドル 買い・円売りが見られていた。
きのうはオバマ次期大統領の経済 政策に対する演説があり、きょうは最重要の指標の一つである 米雇用統計の発表があった。
重要なイベントが通過したことで、 市場はオバマ熱から現実に回帰、リスクを再認識しているのかも しれない。
オバマ次期大統領は会見し、きょうの米雇用統計の内 容は緊急措置の必要性を示していると述べている。
また、景気刺 激策で議会との協議は進展しているとも述べていた。
◆ユーロ円、350ポイント急落 特にユーロ円の下げがきつく、米雇用統計発表直後の125.00近辺 から一気に121.40近辺まで350ポイント超急落。
一目均衡表の雲の 下限(122.25)を下抜けており、下げトレンドが強まってきている。
この動きにユーロドルも、つれ安の状態となり、1.37台前半から1.34 台前半まで下落している。
◆ドル円は再び安値目指す気配も 円買いの動きからドル円は朝方の91円台半ばから一気に90.20近辺 まで下落している。
きょうの下げでサポートとなっていた21日移動平 均線を完全にブレイクした格好。
きょうのところは90円の強いサポート は維持されたが、下げトレンドを再び強めつつある。
90.00を完全に ブレイクするとサポートらしいサポートもなく、12月17日の安値87.20 水準を再び目指す可能性も出てきている。

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