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【NY市場】懸念再認識、ドル売り優勢に
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8日のNY為替市場、ドル売りが優勢となった。
弱い消費関連企業の業績見通しの発表や、明日発表になる雇用統計への警戒感もあり、きのうに引き続きドル売りが優勢となった。
オバマ次期大統領の景気刺激策への期待感からドル買いがここ数日続いていたが、市場は再び懸念を強め始めている。
オバマ次期大統領の経済政策に関する演説が行われた。
今すぐ断固たる措置を取らなければ、何年も景気後退が続く恐れがあり手遅れになると述べ、また中間層に対する1000ドルの減税も確約すると述べていた。
事前に伝わっていた内容でもあり、反応は一時的なものとなった。
◆明日は雇用統計 発表後の反応に注目 明日は雇用統計の発表がある。
11月、12月は予想以上の悪化にもかかわらず、株価は買い戻されるなど、なぜか材料出尽く感的な反転の動きが続いて見られている。
オバマ次期大統領の景気刺激策への期待から12月中旬以降、為替市場はドル買い戻しの動きが見られていた。
雇用の悪化は既に織り込まれており、例え数字が予想を上回ったとしても雇用情勢の改善とは言えないだろう。
統計の内容はともかく、発表後の反応に注目したい。
◆イベント通過でポンド買いに一服感も きょうは英中銀の利下げが発表になり、市場の予想通り0.5%の利下げ幅となった。
利下げ幅が比較的小幅に留まったことで、発表後ポンド買いが強まっていたようだが、NY時間に入って、ポンド買いは一服している。
ドル売りの動きから対ドルでは底堅い動きとなったが、対ユーロ、円では上げを失う動きとなった。
イベント通過で材料出尽くしもあり、ポンド買いは一服した雰囲気も。
ユーロポンドは一時0.89を割り込む場面も見られたが、0.90台に戻す動き。
ポンド円も、円買いの動きもあり140円台から一時138円割れも見られ、英政策金利発表前の水準に戻した。
◆ドル円、10日線ブレイク 21日線はサポートされる ドル円は91円台前半での取引が続いた。
全体的にドル売りが強まる中、一時91円をブレイク。
その後は買い戻しも入り91円台に戻したが上値は重い。
きょうの下げで91.50/60水準にあった10日移動平均線をブレイク、サポートからレジスタンスに変化したようだ。
更に下に21日移動平均線が90.80水準にあり、今日はサポートされた格好。
10日線と21日線の間に入り込んでおり、どちらのブレイクアウトを試しに行くか注目。

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