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【ロンドン市場】ドル軟調、週末のイベント控え調整
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7日ロンドン市場は調整色が強く、ドルが軟調だった。
ユーロドルは1.35台前半の揉み合いを上放れると1.3650近辺まで上昇した。
クリスマス休暇明けの1.43台の水準から昨日の1.33台まで約1000ポイントの大幅な下げとなっていたが、週後半の英政策金利や米雇用統計のイベントを控えてポジション調整が強まった。
ユーロドルの上昇に連動して他の主要通貨も対ドルで堅調だった。
ドルスイスは1.11台後半から1.10割れまで下落、ドル円も93円台後半から93円割れまで軟化する場面があった。
ポンドドルは序盤は軟調で、1.49台半ばから1.48手前まで売られたが、後半は1.50台へと急反発した。
全般にこれまでのドル買いに対する調整売りが勝った形だった。
クロス円は方向性に欠けた展開だった。
ユーロ円は東京市場後半の127円レベルを中心に126.30から127.30レベルでの振幅が続いた。
ポンド円はポンドドルに連動して序盤140円近辺から138円近辺に下落したが、後半は140円台乗せへと買い戻された。
欧州株および米株先物は調整色が強く軟調だったことがクロス円の上値を押さえていたが、株価が下げ渋ると円買い圧力は減じて往来相場を形成した。
◆ドル円、一時93円割れも後半揉み合いに ドル円は、ユーロドルの上昇に連動して、93円台後半から一時92.90レベルまで下落した。
しかし、すぐに93円台を回復すると93.20-30レベルでの膠着状態に陥った。
オプション市場では、93円近辺に本日行使期限を迎える取引が集まっていると観測されていた。
行使期限直前には行使価格を挟んだレンジ取引が続くことが多い。
ただ、NY時間10時(東京時間零時)の行使期限を過ぎてからは取引が活発化することが予想される。
◆英中銀、利下げ幅にさまざまな見方 明日8日には英中銀金融政策委員会で政策金利が発表される。
エコノミスト予想は大方50bpから100bpの利下げが多い。
ただ、週初に報じられた影のMPCでの据え置き予想などで、利下げ幅が小幅に留まるとの見方も台頭してきている。
さらに15日の欧州政策金利発表では、ユーロ圏の消費者物価の伸び鈍化などから利下げ幅が拡大するとの思惑も出てきている。
本日のロンドン市場では、参加者の思惑が錯綜、ユーロ買いポンド売りの動きからユーロ売りポンド買いへと方向性が目まぐるしく変化した。
ユーロポンドは0.90台前半から0.91台後半での振幅相場となった。

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