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【ロンドン市場】本日もユーロ売り、ポンド買い
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6日のロンドン市場は、前日と同様にユーロ売り・ポンド買いの動きが中心だった。
ユーロポンドは0.92台後半から0.91近辺へと一方通行で下落した。
同時にユーロドルも下落、1.35台半ばから12月半ば以来の安値水準1.33台前半へと売り込まれた。
ドル円も93円近辺から94円前半へ上昇、約1ヶ月ぶりの高値を記録していた。
クロス円では、ユーロ円が125円台半ばから126円台前半で上値の重い展開となる一方、ポンド円は135円台から一気に138円近辺に駆け上がる対照的な値動きだった。
ユーロ売りに関しては昨日のイタリア・ミラノ市の金融スキャンダルに続いてウクライナから欧州へのガス供給削減などさまざまなマイナス材料があった。
東京時間19時に発表された12月のユーロ圏消費者物価・速報値が1.6%と低い伸びとなったことで次回のECB政策金利での利下げ観測も広がった。
基本的な流れは英欧政策金利を控えたユーロ買いポンド売りに対する大規模な巻き返しとみられる。
ドル全般の方向性はまちまちだった。
ユーロや円ではドル買いが際立ったが、ポンドでは逆にドル売りが目立った。
また、オセアニア通貨は往来相場、カナダドルでは前半ドル高、後半ドル安と値動きが錯綜した。
原油先物が50ドルを回復するなど堅調だったことがカナダ買い材料になっていた。
◆英欧サービスPMI、悪化一段落も依然低水準 12月の英欧非製造業PMIが発表された。
ドイツの確報値は46.6と速報値46.4から小幅改善。
ユーロ圏も同様に42.0から42.1へと小幅な上方修正だった。
また、英CIPS非製造業PMIは40.2と発表され、史上最低水準だった11月の40.1とほぼ同水準だった。
いずれも水準自体は依然として低かったが事前予想ほどの落ち込みは見られなかった。
欧州株式は全般に堅調に推移し、指標結果に対するネガティブな反応は軽微だった。
むしろ、利下げ期待が強まったことが株式市場には好材料だったようだ。

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