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【NY市場】巻き戻しの動き
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5日のNY為替市場、ドルは底堅く推移した。
ロンドン時間からの流れを引き継いだ格好。
NY勢が参加直後はドル売りも見られが、下げも限定的で、底堅い動きも見せたことから、後半は再びドル買い戻しが優勢となった。
オバマ次期大統領の3000億ドル規模とも観測されている大型減税を含む、景気刺激策への期待感から、ドルショートポジションを解消する動きが強まっている。
景気刺激策への期待感をきっかけに、これまでのドル売り・ポンド売り・ユーロ買い・円買いのポジションの巻き返しが一旦強まっているようだ。
株式も、きょうは利益確定売りに押されていたものの、リバウンドの動きとなっており、市場全体は巻き返しの動きとなっている。
年前半は昨年のトレンドの巻き返しが起こることは、しばしば見られるが、今年は新大統領就任ということもあり、年始から動きが活発に出ているのかもしれない。
◆ユーロ軟調続く 次回理事会での利下げへの警戒 ユーロは対ドル、対ポンドで大幅に下落している。
一時1.3550近辺まで下落、この水準はサポートされたものの、ユーロロング解消の圧力は強かった。
ユーロポンドも一時0.9230近辺まで下落している。
今週発表される英中銀の政策金利は据え置かれるのではとの観測の一方で、来週のECB理事会での利下げ観測が根強く、ユーロポンドは利益確定売りは強まった格好。
為替市場の反応は限定的だったが、コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁がユーロに関する式典の際、インフレが目標を下回るようであれば、目標維持のため利下げもあるとの見解を示していた。
◆12月米自動車販売 各社前年比30%超減少 NY市場が開く前は警戒されていた12月の米自動車販売台数が各社から発表された。
GMは31%、フォードは32.4%、トヨタは37%、ホンダは38%の減少となり、各社とも30%超の減少となっている。
ネガティブな内容ではあるが、あらかじめ予想されていたこともあり、市場の反応は限定的。
◆カナダ買い優勢 米国以上に米経済に敏感 オバマ新政権の景気刺激策への期待感が高まっており、大型減税なども期待される中、市場全体がドル買い戻しのムードの中、米国のグッドニュースに、カナダは更に敏感に反応。
米国以上に米経済に敏感なのかもしれない。
それゆえ、カナダは対ドルでも上昇している。
原油が急伸していることも、追い風となった。
先週末に引き続き、カストディアン系のカナダ買いが、きょうも観測されていた。
カナダ円は76.50近辺からNY時間に入って78.50近辺まで上昇している。

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