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“終わりなき好況”の終焉(FINANCIAL TIMES)
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- 永続的に見えた商品の好況も夏以降の相場急落で終了との見方が広がる。 需要の牽引役であった中国など新興国の成長は大幅に減速する見通し。 長期投資家の投資姿勢は不変。目先の相場に惑わされるのは危険だ。 原油ブローカーのロバート・ローリン氏は、1998年のクリスマスが近づく頃の、ロンドン国際石油取引所の張りつめた空気を覚えている。「まさに大混乱だった」とローリン氏は振り返る。「世界は深刻な不況に陥っており、誰も石油など買おうとしなかった」。 日本のほか、アジアの新興国の多くでは景気が後退。ロシアはルーブル切り下げと国内向け債務不履行(デフォルト)を表明したばかりだった。大陸の欧州諸国はユーロ導入を目前に控えて沸き返っていたが、米国と英国の経済は多くの国と同様に減速を始めていた。

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