スポンサーリンク |
昨年12月の米製造業PMI、28年ぶり低水準=デフレ懸念も
- 記事詳細
-
―雇用指数は約60年ぶり低水準=全業種で悪化―
【2009年1月4日(日)】 − 先週末(2日)に発表された昨年12月の米ISM(サプライマネジメント協会)製造業PMI(購買部景気指数)は、10月の38.9や11月の36.2を大幅に下回る32.4と、1980年6月の30.3以来28年半ぶりの低水準となった。
市場予想は35.4だったが、これも大幅に下回っており、昨年7月に49.9となって以降5カ月連続で好不況の判断の分かれ目となる50を下回ったままだ。
また、景気全体がリセッション(景気失速)になっているかどうかの判断を示すといわれる41を下回っている。
ISMのノーバート・オール調査委員長は、声明文の中で、調査対象の全18業種で業況判断指数が低下(悪化)、製造業者は受注減に対応するため、生産縮小と在庫削減に取り組んでいると分析している。
また、同氏によると、2008年1-12月の製造業PMIの平均値は45.6で、これはGDPの実質成長率の寄与度が+1.4%ポイントを意味しているとしたが、最新のデータである今回の12月の32.4は、年率換算すると、同寄与度は−2.7%ポイントになると警告している。

スポンサーリンク |