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【ロンドン市場】ドル円91円台乗せ、欧州通貨はまちまち
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年初のロンドン市場では、ドル円が91円台にしっかり乗せた。
欧州通貨はポンドドルが軟調、ユーロドルがレンジ取引と値動きがまちまちとなったが、年末31日のロンドン市場と比較するとドル高水準で取引された。
米株価指数先物の取引が堅調に始まったことがドル買いを支援していた。
ユーロポンドが再び買われたことで、ユーロ円は堅調、ポンド円は軟調だった。
原油先物が反落したことで、オセアニア通貨の上値も押さえられたが年末の海外市場での上昇を消すには至らず、底堅い揉み合いが続いた。
英欧の経済指標では各国の製造業PMIが一段と悪化する動きが相次いだが株式市場含め、相場への影響は限定的だった。
◆ドル円、91円台乗せる ドル円はアジア市場で91円台に乗せるとロンドン市場では下値がしっかりとサポートされ、91.10-30レベルでの揉み合いが続いた。
NY序盤にかけては91.40レベルへと高値を伸ばす動きがみられた。
欧州株や米株価指数先物が堅調に推移したことがドル買いおよび円売りの圧力となった。
また、昨年末には90円台を抜け出せない状況が続いていた。
91円台乗せとなったことで、テクニカルに91円レベルがサポートされるとの思惑もあった。
◆ポンドドル軟調、ユーロドル往来相場 欧州通貨はユーロ買いポンド売りが強まったことでまちまちの動きを示した。
ユーロポンドはアジアタイムに0.95台半ばから0.94台半ばへと下落した。
これに伴い、ユーロドルも1.39台半ばから1.38台半ばへと値を飛ばしたが、ポンドドルは1.45台半ばから1.46台後半へと買われた。
ロンドン市場では、一転してユーロ買いポンド売りが強まり、ユーロポンドは0.96台半ばまで買い戻された。
ポンドドルが一貫して下げ1.44割れとなる場面があった。
ユーロドルは1.39台後半へと反発したが、後半はドル買いの流れに再び1.38台後半へ押し戻された。
全般にドル買いが優勢だったが、ユーロとポンドの値動きはまちまちだった。
◆原油先物が反落、オセアニア通貨の上値押さえる 原油先物が年末の43ドル台から41ドル近辺まで反落した。
オセアニア通貨は年末の高値水準からギャップダウンした。
豪ドル/ドルは、アジアタイムに0.70台後半から0.69台後半に値を下げて始まった。
ロンドン市場では0.6980レベルがレジスタンスとなり一時0.6910-20まで下落。
その後は0.69台半ばでの揉み合いが続いた。
豪ドル円も64円レベルが重く、63円台での取引が続いたが、年末のロンドン市場での62円台前半の水準との比較では、依然高値水準での取引となっていた。
◆英欧経済指標、弱い数字相次ぐ 年初に発表された英欧の各経済指標は弱い内容が多かった。
12月のドイツおよびユーロ圏製造業PMI・確報値はいずれも速報値から下方改定された。
12月の英製造業PMIは前回から小幅改善したが、モーゲージ承認件数が弱かったほか、HBOS住宅価格が依然として大幅なマイナスとなった。
ただ、株式市場は堅調で、為替市場への影響も限定的だった。
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