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【ロンドン市場】ユーロポンドに調整売り強まる
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31日のロンドン市場では、ポンド買いユーロ売りの動きが主導権を握った。
序盤は各通貨とも方向性に欠けて上下動を繰り返す相場が続いたが、ユーロポンドが0.97台半ばを下抜けるとポンドの買い戻しに拍車がかかった。
ユーロポンドは0.95台後半へと大幅に下落した。
この動きに連動してポンドドルは1.44台での揉み合いから1.46近辺へ、ポンド円は130円台半ばから132円台へと上昇。
ユーロドルは、序盤1.4050から1.4150レンジで振れていたが、ユーロ売りポンド買いの影響で1.40割れへと下押しされた。
ユーロ円も127円台での揉み合いから126円台前半へと下振れした。
ドル円は90円台前半での無風状態が続いていたが、ユーロドルの下落につれて一時90.50台まで上昇する場面があった。
イスラエルのガザ空爆に48時間の停戦案が協議されているとの報道が流れたがスイスフラン自体の反応は軽微だった。
ポンド買いの波及でポンドスイスの上昇の動きが顕著となり、1.52台から1.55台へと上伸した。
◆ユーロポンドの上昇に調整 ユーロポンドはクリスマスの週から6日連続での上昇となっていた。
しかし、0.98台では上値抵抗が強く、31日のロンドン市場では一気に調整色が強まった。
0.9750近辺での揉み合いを下放れて0.9560近辺へと大きく下落した。
ポジション調整が強まるきっかけとしては、テクニカル・リーズンの他に、英株式市況の堅調な動きが指摘された。
英資産運用会社アバディーン・アセット・マネジメントがクレディ・スイスの運用部門を買収するとの報道で、アバディーン株が急騰した。
英FT指数は前日比1%超の上昇となった。

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