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【NY市場】調整主体、落ち着いた値動き
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30日のNY市場は比較的落ち着いた値動き。
当初は米経済指標の悪化を手掛かりにドル安に振れたが、米財務省のGM支援策が好感され、ドル安は持続しなかった。
ドル円は90円台前半から90円台半ばでほぼレンジ取引。
一方、ユーロドル、ポンドドルなど欧州通貨は水準を切り下げた。
ユーロドルは1.41台半ばから1.40台後半まで、ポンドドルは1.4500付近から1.4400付近まで売られた。
ロンドン市場で買われた反動で調整が進んだようだ。
◆ドル円、GM支援策が相場下支えに ドル円は90円台前半から90円台半ばでレンジ相場を形成した。
きょう発表された米経済指標はシカゴ購買部協会景気指数を除き悪化した。
10月のS&Pケースシラー住宅価格は過去最大の下落率、12月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は過去最低値を記録した。
ただ、経済指標悪化によるドル売りは一時的なものにとどまり、結局はレンジ相場に徹した。
米財務省によるGM支援策が相場を下支えした。
米財務省はGM傘下の金融会社GMACに50億ドルの公的資金注入、GM本体に10億ドルの追加融資を行うと発表した。
◆ポンド円、1995年4月以来の130円割れ ポンドは冴えない動きが続いた。
ポンド円は131円付近から129円台後半まで下落。
1995年4月以来となる130円割れを記録した。
ユーロポンドは一時0.98台に到達し、前日の最高値に並んだ。
市場では景気悪化で英国のゼロ金利導入もささやかれている。
英経済悲観論がポンド売りの流れを促したようだ。
英債券市場では2年債利回りが今年最低の1.09%台まで低下。
英中銀の追加利下げを織り込む動きが強まっている。
次回の英金利発表は1月8日21時の予定。

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