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【ロンドン市場】ユーロ買い優勢、ドル円は揉み合い
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30日ロンドン市場では、ユーロ買いが優勢だった。
前日のNY市場ではこのところ進んでいたユーロ買いに対して調整の動きが強まっていたが、東京市場にかけては下げ渋っていた。
ロンドン市場序盤にはユーロドルが1.41近辺から1.40割れまで売り込まれる場面があったが、その後は一貫して上昇し、1.42台を回復する動きをみせた。
この動きに伴ってユーロ円も126円台前半から128円乗せまで上昇。
昨日、0.96台前半へと大幅に調整されたユーロポンドも0.97台後半へと反発した。
ただ、前日の高値水準を上抜ける勢いには欠け、中盤はややユーロ買いの勢いが落ち着いた。
イスラエルのハマス攻撃が継続しているが、昨日のような逃避的なスイスフラン買いの動きは一段落した。
ユーロ買い主導の相場展開となるなかで、ユーロスイスも1.47台後半から1.49台へと反発した。
NY市場では、シカゴPMIや消費者信頼感指数など米経済指標が発表されることで、ロンドン市場は調整の色合いが強かった。
ドル円は昨日のような神経質な動きは見られず。
90.00から90.50レベルでの揉み合いが続いた。
欧州株は堅調、原油先物は39ドル台での落ち着いた展開で、他市場から為替市場への影響は軽微だった。
◆米株価指数先物 時間外取引 小幅高 ダウ平均先物は方向感に欠ける展開が続いたが、8500ポイント近辺では買いが観測されており、プラス圏は維持している。
米財務省が米GM傘下の金融会社GMACに対し50億ドルの公的資金注入のほか、GM本体に10億ドルの追加融資を行うことを発表したことが相場を下支えしている。
また、0:00発表予定の米消費者信頼感指数のエコノミスト予想は前回からやや改善する見通しで期待感もあるようだ。
◆緊張高まる中東情勢も、スイス買いには調整 きのう市場の注目を浴びた中東情勢で、地政学的リスク増大がスイス買いをさらに加速させたが、本日はあまり材料視されていないようだ。
ドルスイスは1.05台中盤から一時1.0500を割んだが、ユーロスイスはユーロ買い優勢となっており、150ポイント超上昇している。
ただ、中東情勢の続報には警戒したい。
本日もイスラエル軍がガザへの空爆を続行しているほか、イスラエル高官は数週間の戦闘を行う準備があるとも述べている。
米政府スポークスマンもイスラエルを支持する発言を繰り返した。
一部観測では空爆から地上戦に発展する恐れもあると指摘されており、緊張感は高まっている。

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