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【東京市場】ユーロ、スイス買いの動き
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29日の東京為替市場、正月休みで東京勢の市場参加者は少ない中、ユーロ買いとスイス買いが目立つ動き。
一部でECBの利下げのペースが予想よりも鈍化するのではとの期待感も出てきているようだ。
ただ、パパデモスECB副総裁は28日付のギリシャ紙で「物価安定に対するリスクは均衡しているようだが、今後は弱まる傾向を示す可能性がある。
そうなれば、一段の金融緩和が適切だ」と述べ、物価安定リスクが後退すれば一段の金融緩和が妥当だとの見解を示している。
◆年末で材料難の中、有事のスイス買い スイス買いが特に目立ち、対ユーロでもスイスは上昇していた。
スイスも米国同様、ゼロ金利政策を許容している。
政策金利は3ヵ月物の誘導金利で0.00%から1.00%となっている。
金利面からは決して買えない通貨ではあるが、年末で材料難の中、イスラエルとパレスチナ、そしてインド・パキスタンの地政学的リスクに絡んで有事のスイス買いが出ているようだ。
◆ドル円、方向感なく、ブレイクアウト待ち ドル円は90.50から90.70の狭いレンジでの取引となっている。
基本的にはユーロの動きに挟まれ、上のドル売り圧力をユーロ円がサポートしている格好。
次第に方向感も無くしており、現在は10日線と21日線の間で中立といった状態。
中期的には下げトレンドだが、短期的には、どちらの方向にブレイクアウトして行くか注目される。

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