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高まるか、OPEC産油削減の効果
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すでに良く知られているように、OPECが17日の総会で220万バレルの産油削減を決定しました。
これによりOPECは9月以降の3ヶ月あまりの期間で3度、量にして総計420万バレルもの産油量削減を決定したことになります。
とはいえ、このOPECの産油量削減決定にもかかわらず、現地19日のNYの通常取引では、その時、中心限月だった1月限は一時的に32.40ドルまで値を下げました。
その後も、中心限月が2月限に移行する伴い値位置を引き上げたとはいえ、40ドルを維持することができず、23日時点の終値は38.98ドルと低迷した状態が続いています。
この原油価格の低迷はOPECという供給サイドによる動きよりも、需要サイドの動きが重要視されていることが背景となっています。
というのは、現地17日に発表された米国エネルギー省の在庫報告では、ガソリン、暖房油など、石油製品の在庫が減少する一方、原油の在庫量は前年同時期を2,650万バレル上回る3億2,130万バレルと発表されていることが一因となっています。

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