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【東京市場】円安に調整も、昼からは揉み合いに
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24日、祝日明けの東京市場は前日海外市場での円安に対する調整が中心だった。
ドル円は91円手前の水準から90円台前半へと軟化した。
昼の時間帯からは下げ渋り、90円台前半から半ばでの取引に落ち着いた。
クロス円も朝方は売りが先行。
ユーロ円は126円台後半から126円近辺へ、ポンド円は134円近辺から133円台前半へと売られた。
その後は下値も堅くそれぞれ126円台前半、133円台後半での揉み合いだった。
ユーロドルは早朝に1.3910台まで軟化して海外市場の安値を更新したが、すぐに買い戻されて1.39台後半での取引に落ち着いた。
この後の海外市場ではクリスマス・イブで参加者が極端に細ることが予想される。
また、米PCEコアデフレータや耐久財受注などの経済指標の発表が予定されており結果を見極めたいとのムードが強かった。
東京市場午後は取引を手控える向きが多かった。
◆企業景況感が一段と悪化 法人企業景気予測調査 財務省と内閣府が発表した法人企業景気予測調査は10-12月期の大企業全産業景況判断は-35.7と、7-9月期の-10.2から大幅に悪化した。
また、2008年度の設備投資計画も前年比-9.8%と7-9月期の-2.4%から大幅に下方修正された。
企業のセンチメントが年末にかけて更に悪化していることが伺える内容となった。
日銀による短観調査と同傾向といえよう。
◆豪ドル、ストップ売りを観測 豪ドル/ドルは東京昼の時間帯に一時0.6750レベルまで下落し、本日の安値をつけた。
前日海外市場での安値水準0.6770レベルを下回ったことで、ストップ注文が観測された。
豪ドル円も同様に61円手前まで売られる場面があった。
早朝の高値から約1円の下げとなった。
豪ドルは資源国通貨としての一面があり、このところの原油市況の低迷が上値を押さえる材料となっている。
また、昨日の海外市場では銅相場が約5%と大幅安となった。
米国をはじめ、主要国の景気後退で金属需要が減退、市況を押し下げた。
ただ、東京市場では新規材料に欠け、ポジション調整の動きが中心だった。

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