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【ロンドン市場】欧州通貨売り、ドル買い戻しへ
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ロンドン市場では欧州通貨安・ドル高が進んだ。
ユーロドルは1.42台後半から1.39台前半まで急落、ドルスイスは1.08台前半から1.10台半ばまで急伸した。
週明けから進んだ欧州通貨高の巻き戻しが入った。
高騰を続けたユーロポンドの上昇も一服、ユーロやスイスフランは対円で大幅安となった。
ユーロ円は127円台前半から124円台半ば、スイス円は82円台半ばから80円台半ばまで下げた。
◆ポンド、対欧州通貨で買い戻し ポンドは対欧州通貨で買われた。
ユーロポンドは0.94台後半から0.93台前半まで下げたほか、 ポンドスイスは1.62台半ばから1.65台半ばまで上げた。
今週のポンドは金利先安感を背景に対ユーロ、対スイスフランでほぼ一本調子の下げを演じていた。
これまでの反動からきょうはポンドショートの手仕舞いが相次いだようだ。
◆ドル円 往来、安値更新も下げ渋る ドル円は往って来いの展開。
前半は円買いが進み、89円台前半から88円台半ばまで下げた。
ただ、後半に入ると対欧州通貨でのドル買いが波及する形で下げ渋った。
米国勢の本格参加前には89円台前半まで買われ、ロンドン市場前半の下げをほぼ帳消しとした。
◆ドルカナダ インフレ指標は反応薄 きょう発表されたカナダの消費者物価指数は総合、コアとも予想を上回る伸びを記録した。
カナダ中銀が重視するコアの前年比は前回の1.7%から2.6%へと加速。
市場では前年比の伸びが 1.6%に鈍化すると見込まれていたため、予想外の上昇となった。
ただ、インフレ指標に対するドルカナダの反応は限定的。
金融政策の焦点が景気に注がれていることで、カナダ中銀の追加利下げ観測は依然として根強いようだ。

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