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【NY市場】FOMC後のドル安推移継続
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17日のNY市場では米ゼロ金利政策を背景にドル安が進んだ。
ユーロドルは9月29日以来の高値圏まで、ドルスイスは9月22日以来の安値圏までドル安推移。
ドル円も12月12日の安値を下抜け87.11レベルまで下落した。
オセアニア通貨に対してもドル売りが入った。
このほか、ポンドに対してもドル売りの動きはあったが、英量的緩和観測やユーロポンドの最高値更新を受けてポンドドルの上値は重かった。
昨日のFOMC以降の流れを引き継いで、対主要通貨でドル売りが優勢だった。
米株式市場の動向にはほとんど左右されなかった。
◆ドル円、1995年7月以来の安値圏へ下落 FOMC後のドル安の流れが継続する中、ドル円は12月12日の安値(88.15レベル)を下抜け、88.87レベルから87.11レベルまでドル安推移。
その後、米株式市場の下げ渋りを手掛かりに88円ちょうど前後まで戻したものの、上値は限られた。
クロス円では、ユーロの堅調推移を受けてユーロ円が124.21レベルから126.78レベルまで上昇した。
終盤にかけては126円割れまで押し戻された。
ポンド円はポンドドルが底堅く推移したが、ドル円の軟調さに押され、134.86-136.75水準で伸び悩んだ。
◆ユーロドルの急伸続く、9月29日以来の高値圏へ ユーロドルは昨日のFOMC後にドル安が加速した流れを引き継いで、1.4031レベルから1.4436レベルまで急伸。
ユーロポンドの最高値更新もサポートだった。
NY午後に入るとドル売りは一服したものの、高値圏を維持した。
この日、ウェーバー独連銀総裁は、インフレ率の鈍化を背景にユーロ圏の利下げ余地を認識、政策金利は一時的に2.00%を下回る可能性もある、ECBの成長見通しは再度修正される可能性、と述べた。
タカ派色の無い発言が並んだが、手掛かりにはならなかった。
ポンドドルはNY早朝にかけて英追加利下げ・量的緩和観測を背景に1.5242レベルまで下落しこの日の安値をつけた。
その後、対主要通貨でドル売りが強まったことで、1.5578レベルまで戻した。
ただ、対ユーロでポンドが最安値を更新したことを受けて、上値は限られた。
ドルスイスは対主要通貨でのドル安や、ユーロやポンドに対するスイス高の動きもあり、1.1152レベルから1.0714レベルまで下落。
9月22日以来の安値をつけた。
ドルカナダは1.2121レベルから1.1911レベルまで軟調推移。

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