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為替市場の考え方を変える米国ゼロ金利政策の採用
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米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を1.0%から0〜0.25%にすることを決めました。
米国が政策金利の誘導目標をゼロとする、いわゆるゼロ金利政策を採用しただけでなく、政策金利の誘導目標を特定の水準ではなく一定の範囲で示すなど、今回の決定は異例づくしのものとなりました。
FRBは、声明文において、ゼロ金利政策だけでなく、長期国債や住宅ローン担保証券の購入といった、マネーの供給量を重視する量的緩和政策の実施にも前向きな姿勢を示しています。
米労働省が16日に発表した11月の米消費者物価指数は、総合指数が前月比1.7%低下し、1947年の統計開始以来最大の落ち込みとなっています。
当局や市場では、米国のデフレ懸念が高まっており、FRBは、デフレ阻止のために「できることは何でもやる」決意を示したともいえます。
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