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【NY市場】FOMCはゼロ金利政策へ、ドル急落
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16日のNY市場ではドル安が加速。
FOMCを控えた段階から対主要通貨でドル安の流れが出来ていた中、FOMCがFF金利の誘導目標を市場予想の0.50%を下回る0.00〜0.25%としたことで、ドル売りが殺到した。
FOMC声明で長期債購入による利点を評価するとの文言があったことも、ドル売りにつながった。
このほか、声明で経済成長を回復させるため、あらゆる手段を用いるとの内容があったことで、米株式市場は上げ幅を拡大した。
対主要通貨でドルが一本調子で下落する中、ユーロドルは10月1日以来の高値圏まで上昇した。
ポンドドルは11月11日以来、NZドル/ドルは11月12日以来の高値をつけた。
このほか、カナダ、スイス、豪ドル、円に対してもドルは値を下げた。
◆FOMC金利発表受けてドル円急落、クロス円は堅調 ドル円は、FOMCがFF金利の誘導目標を0.00〜0.25%としたことを受けてドル売りが加速し、90.16レベルから88.62レベルまでドル安推移した。
クロス円はドル円の下げに上値が抑えられる場面もあったが、ドル安や株高を受けて水準を切り上げた。
ユーロ円は122.80レベルから125.41レベルまで、カナダ円は72.89レベルから74.38レベルまで上昇した。
ポンド円は137.00レベルから139.06レベルまで水準を切り上げた。
◆米ゼロ金利政策受けて対主要通貨でドル安、ユーロドルは10月1日以来の高値 ユーロドルは対主要通貨でドル安が続いていた中、FOMCでのゼロ金利政策発表を受けて1.4149レベルまで上昇し、10月1日以来の高値をつけた。
NY早朝からの上げ幅は500ポイント超となった。
ポンドドルは1.5227レベルから1.5646レベルまでドル安推移。
ユーロポンドは0.8921レベルから0.9049レベルまで上昇し最高値を更新した。
ロンドンフィックスにかけて米系のユーロ買い・ポンド売りが入ったとの観測があった。
ただ、上値での売り圧力は強く、終盤にかけて0.90割れまで押し戻された。
ドルカナダは1.2345レベルから1.1985レベルまでドル安推移した。
原油は上値の重い展開だったものの、対主要通貨でドル安が進む中、特に材料視されなかった。

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