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社会不安の高まりにつながりかねない中国景気の急減速
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中国国家統計局が15日に発表した11月の工業生産は、前年同月比5.4%増と、10月の8.2%増から伸びが鈍化しました。
旧正月の影響で恒常化同日の変動が大きい1月、2月を除けば、今回(11月)の結果は、統計開始(1999年1月)以来、最も低い伸びとなっています。
工業生産を業種別に見ると、電機、非金属鉱物、設備製造、紡績などの伸びはプラスになりましたが、製鉄、化学工業、自動車などがマイナスとなり、工業生産の伸びを下押ししています。
不動産市況の悪化を背景に、中国の不動産投資が縮小したことから、建設用が半分を占める粗鋼生産量が急減したほか、世界的な景気減速で、沿海部の輸出企業の生産が減少したことが響いているようです。

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