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長期安定なるか、高まる金の超長期投資需要
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現地10日のNY金市場では、通常取引としては1日以来、初めてとなる800ドル台への回復が見られました。
金市場は、他の商品市場に比べると取引の規模が大きいため、ボラティリティが低く、売りに入ったとしても損失が限定されることから、他の市場で買いのポジションを取った場合のリスクヘッジ先としての役割も果たしています。
これが金が安全な投資先と見られながらも、なかなか価格が浮上できなかった背景となっていました。
しかしながら、その一方で12月に入ってから発表されたWGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)の世界の第三四半期・金需要動向ではこの間における世界の金需要は前年同時期に比べて18%増加した1,133トンだったことが明らかにされています。
今回の報告で特に注目されるのは、価格が下落に向かうなかで宝飾用需要が前年同時期に比べると8%の伸びを見せていることよりも、投資用の需要が56%と大幅に増加した382トンに達している点です。

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