スポンサーリンク |
【NY市場】米株式市場の動向にらんで振幅
- 記事詳細
-
9日のNY市場は米株式市場の動向が中心的な手掛かりだった。
NY午前は米株価指数の下げ渋りやプラス転換を受けて円売りやドル売りの動きとなったが、午後に入ると米株式市場への売りが強まり、リスク回避が強まった。
この日、センタンス英中銀委員のロンドンでの講演内容が伝えられた。
センタンス英中銀委員は2.00%への利下げはかなりの緩和政策で、英中銀は十分な利下げを行ったとの見方を示した。
前例の無い利下げ幅の効果を見極める必要があるとしている。
先月、キング英中銀総裁はゼロ金利の可能性について言及したものの、追加利下げに関してはMPCメンバーで意見が分かれているようだ。
先週の英中銀金融政策決定委員会の議事録は来週17日に発表される。
◆ドル円軟調、92円割れまで下落 ドル円は92.73レベルから91.92レベルまで下落。
米株式市場が下げ渋った場面では、円売りよりもドル売り圧力が強く、上値が抑えられた。
その後、株安の動きが強まると円買いが誘われ、92円割れまで下落した。
クロス円では、対主要通貨でユーロが堅調に推移するなか、ユーロ円は118.38レベルから120.10レベルまで上昇した。
ただ、株安・円買いの動きが強まると、118円台後半まで反落し、NY序盤から往来する格好となった。
ポンド円は135円台中盤まで軟化後、137円台まで戻す場面もあったが、上値は抑えられた。
◆カナダ中銀は予想以上の0.75%利下げ、追加利下げも排除せず ユーロドルはロンドンフィックスでのユーロ買いや米株式市場の下げ渋りを受けて、1.2798レベルから1.3000レベルまで上昇した。
ユーロポンドの最高値更新もユーロドルの上昇を後押しした。
ただ、米株式市場が下げ幅を広げる動きとなると、1.29台前半の水準へと押し戻された。
ポンドドルは米株式市場の動向を手掛かりに1.47割れから1.4850レベルまで反発した後、1.47台前半へと押し戻された。
この日、センタンス英中銀委員が追加利下げに慎重な見方を示したものの、材料視はされなかった。
ドルカナダはカナダ中銀が市場予想よりも大幅な0.75%の利下げを発表したことから1.2742レベルまでカナダ安推移した。
その後、対主要通貨でドル安の動きが強まると1.25台中盤まで反落したが、下値は堅く、1.26台まで水準を切り上げた。

スポンサーリンク |