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途上国に広がる静かな危機(FINANCIAL TIMES)
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- 水と衛生環境の改善の遅れが、子供をはじめ多くの人命を奪っている。 社会的格差を拡大し、医療や教育など他の開発努力の成果も低減させる。 政治家の無理解、ジェンダーなど様々な要因が問題の過小評価を招く。 アフリカ・マリの元空挺部隊員で、ひょうきん者のアマドゥ・トゥマニ・トゥーレ氏は、かつて「民主化の戦士」と呼ばれた。1991年のクーデターで独裁者を追放、翌年には選挙を実施して文民政権を誕生させた。 2002年に大統領に選ばれたトゥーレ氏には、新たな呼び名がついた。世界の援助関係者の間では「安全な水と清潔なトイレの守護神」と呼ばれ、大統領自身はそれを賛辞と受け止めている。 「水は生命そのものであり、公衆衛生と清潔な環境は人間開発の大元だ」とトゥーレ氏は力説する。

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